翼猫騎士団 PIXIVで、ピクロボというスーパーロボット大戦風の絵を描く企画があり、それに参加するにあたって考えたオリジナルのロボットシリーズです。機鋼人シリーズと同じ感じですね。 (絵クリックで原寸大) |
●おまけの裏話 キャラから設定をはじめた機鋼人とは違い、世界観から決めたのが翼猫騎士団でした。 クリファの設定自体は複葉機、レッドバロン(撃墜王の方の)、レッドバロン(特撮の方の)/マッハバロン、コレダー、エレクトリッガーあたりの要素と、エーテル科学の要素を組み合わせて妄想したものです。 クリファの中心核であるエーテルスフィアは実はボディを持たないホムンクルス的な人工生命で、希薄ながら自我があり、それに人間のような四肢を与えたものがクリファであるという裏設定があります。つまりクリファはゴーレムのようなものというイメージです。クリファ(=殻)というネーミングもそこから。 また、魔法は大気中のナノマシンを意志の力でコントロールする能力である、という裏設定もあります。ただしグレムリン効果により世界は決して科学的に進歩しないので、これは登場人物達に知られることはなく、あくまで裏設定としての存在でしかありません。魔法でどんなことができるかを妄想する際のガイドとしての設定です。 例えば異世界からサラマンダーを召喚!とか、光の魔法陣からビーム発射!とか、そういうのは世界観から外れるということですね。 能力的には魔法というよりも呪術や超能力の方が近いかもしれません。 エーテル密度の高い低いは、裏設定的には大気中のナノマシンの量=魔法の効果の大きさ・現実離れの度合いを表すのですが、さらに物語世界を演出するための仕掛けとしてのリアリティのデフォルメの度合いを表すものでもあります。密度が低いほどリアルでシビアな現実世界に近い法則が、高いほどドラマチックでご都合主義的な法則が通用するようになります。これは魔法に運勢をコントロールする力があるということに関連しています。 男女二人で操縦するメカというのはファイブスターストーリー等でもあるモチーフですが、二人セットの方が物語を内包したキャラを考えやすいだろうという意図がありました。 ロボットの形状について。自分で考えることと、募集する可能性があることを考えて、単純な変形パターンになっています。ガンダムOOのフラッグに似ていますが、デザインした時点ではテレビでチラ見した程度でした(無意識に影響を受けている可能性はもちろんあります)。 この世界観は結構気に入っているので何らかの形で手を入れていきたいと思っています。 |